舞台の緞帳、もしくは重厚なカーテンの向こうから
ミステリアスな女性がこちらを見つめている。
とても魅力的な絵画です。
細かな独特のタッチで、女性を描き出す小林小百合さん。
パリで学んできたという銅版画も評判の彼女ですが、
今回の個展はアクリル画がメインです。
個展のタイトルにもなっている「DRAMMATICO」は
イタリア語で「劇的な」といった意味。
オペラでは、もっともドラマティックな声をもつ
ソプラノを表すことばでもあります。
「オペラのような舞台芸術は、客席と演者とが
一体になる不思議な時間がある。
そんな表現をしたい」と語る小林さん。
この他にもサーカスを描いたものや、
どこか女優を思わせる女性の絵画も
展示されていました。
また、会場となった銀座2丁目界隈は、
アートギャラリーも多いので
いくつか回って、アートを見て歩くのも
素敵な休日の過ごし方かもしれませんね。
◆ 小林 小百合(こばやしさゆり)Profile
東京生まれ
独学で絵を描き始め、現在は銅板画、アクリル画
コラージュ制作を国内外で多数展示。
2006~ 東京にて銅版画を始める。
2008~2009/ 2015~2017 フランス、パリにて銅版画制作。
https://www.instagram.com/sayulyrique/
■小林小百合 展 DRAMMATICO
会期:3.22~3.27
会場:ANDLINKS81
東京都中央区銀座2-14-1シャルル銀座ビル2F
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