東京の芸能発祥の地・浅草にある「浅草花劇場（あさくさかげきじょう）」にて、７月３０日から「しゃばけ」シリーズ「てんげんつう」が原作の舞台『畠中恵「しゃばけ」シリーズ Presents「シャイニングモンスター 2nd STEP～てんげんつう～」』の上演がスタートしました。
病弱だけれど心優しい若旦那と、彼を見守る妖たちがお江戸に起きる事件を解決していく「しゃばけ」シリーズ。今回の舞台は、千里眼を持った「てんげんつう」の男をめぐって騒動が巻き起こるというストーリーです。
30日の上演に先立ち、演出家・キャストによる挨拶とゲネプロが報道陣に公開されました。
演出・錦織一清
「僕はこの”シャイモン“は去年第1弾をやらせていただいて、今年この第2弾をやらせていただいているわけなんですけれど、僕としてみたら本当に息子くらいの歳の差があると思うんですけどね。若い人たちとやると夏の甲子園じゃないですけど、一緒に青春できるなっていう、そういう気分を味わわせていただきました。また日本橋を舞台にした作品をここ浅草でできるというのは、すごく情緒感が合っていると思います。今回ご家族揃ってみても安全な芝居なので（笑）夏休みを利用してお子様と一緒に見て童心に帰っていただくのもいいですし、花やしきのなかにあってぴったりな舞台だと思いますので、大勢の方々に楽しんでいただきたいと思います。現場からは以上です（笑）」
柳沢 卓（猫股 役）
「いま錦織さんがいったように、稽古から楽しく、ここまでやらせていただきました。僕自身も楽しみつつ、また来ていただけるお客様にも楽しんでいただけるように最後まで精一杯努めます」
加藤 将（てんげんつうの男 役）
「今回、千里眼っていうのがでてくるんですけど、千里眼があったらすごくいいなと僕は思っているんですが、逆に人の心が読めてしまうからこその悩みもあると思います。でもどっちがいいですかと言われたときに、僕は千里眼が欲しいと思うんですよね。人の気持ちがダイレクトに伝わってくるというか、なので、僕は千里眼欲しい派です（笑）皆さんは千里眼を持ってないと思うんでぜひ伝えておきたいんですが、個人的なエピソードとしては、僕はいつも初日には気合入れるために赤いパンツをはくんですけど、今日は黒なんですよ。その秘密は、明日は人生初の3公演で、やったことのないものに挑戦するということで、僕は明日赤パンツをはいています（笑）」
井澤勇貴（仁吉 役）
「僕も明日赤パンツはいてきます（笑）ちょっとシビアな話になってしまうかもしれませんが、連日ツイッターでいろんな作品が中止になってしまったり延期になってしまったりという仲間たちのツイートを拝見していまして、同じ作品ではないんですが、舞台をやっている上で一緒の志を持っている仲間なので他人事とは思えないといいますか、とても心の痛いツイートをよく最近は拝見するんですけれども、ここまで僕たちがこれたというのは、ある意味この疲弊しきった世界の中で奇跡だなと思っております。そして第1弾を経て、今回第2弾を上演するにあたり、新しいキャストも加えてまた前回とはちがった「しゃばけ」…にはならないですね。同じ感じになります。でも、違うスパイスが入ってくるので、第1弾とは多少なりとも変わってくるところはあると思います。たくさんの仲間の思いを背負うというとちょっとおこがましいんですが、一緒に闘う気持ちを忘れず、最後まで頑張りたいと思います」
小沼将太（佐助 役）
「今回の作品は、若旦那とてんげんつうの感動の部分が強く描かれていて、人間味というところではすごく面白いものになっていることに加えて、しゃばけの持ってるコメディ要素、そして錦織さんのコメディ要素が交じって、笑って泣けるような感じの作品になっております。本当に稽古場から笑いの絶えない稽古をして、今日から本番を迎えるんですが、最後まで誰一人かけることなく、精一杯千穐楽まで頑張っていきますので、何卒よろしくお願いいたします」
瀬戸祐介（屏風のぞき 役）
「前作のしゃばけを皆さんがやられていて、僕は今回から入ったんですけれど、こんな空気感の稽古が続きまして…、いい意味です（笑）。そして先程も錦織さんが仰っていましたが、浅草という地で、江戸時代の日常風景の一コマが活き活きと生きることができたらいいなと思っています。浅草観光のついででもいいですし、しゃばけ帰りに浅草を楽しんで帰るのもいいですし、他の舞台にはないそういう強みが僕らにはあるかなと思っているので、僕も真っ赤なパンツははきませんが、真っ赤な衣装で、一張羅で勝負したいと思うんで、ぜひ多くの人に来てもらいたいと思っています」
真城めぐみ（アマビエ 役）
「前作につづいて、まさかお声がかかると思ってなかったんですよ、とっても嬉しかったです。このような状況ですので、今日まずこの衣装をつけてステージに立つということを目標に、この1か月は暮らしてきました。電車の中では息は吸わずにずっと吐いたままです（笑）本当にみんなが頑張っているのもあるし、ニュースで連日いろいろ中止になったり、ここにくるまで、とても珍しくナーバスになりましたね。でも今日はとてもうれしい日です」
前川優希（一太郎 役）
「改めまして若旦那・一太郎役の前川優希です。まじめな話をすると、作品の中で人間の愚かさというか、打算的だったり、醜い感情みたいなものを取り扱ったりするんですけれど、前回からこの作品を携わっている最中にとても温かいものに触れる瞬間が多くて、それは人の優しさだったり面白いことだったりとか、コメディ要素が入ったときは心から笑っている笑顔だったりが僕に力を与えてくれています。皆さんも「こんなご時世で」なんて言葉を、耳にタコができるくらい聞いたと思うんですけど、でもだからこそ、僕らがこれを表現することによって、見にきていただいたお客さんだったり、触れた人すべてがこういう温かい気持ちを受け取っていただけるんじゃないかなというのが、この作品の強みでもありますし、僕らが目指しているところでもあるので、それをどうか一公演でも多く皆様に届けられたらなと思っております。最後までよろしくお願いいたします」
＜公演概要＞
畠中恵「しゃばけ」シリーズPresents
シャイニングモンスター 2nd step
〜～てんげんつう〜～
日 程 2022 年7 月30 日(土)〜8 月４日(日)
＜公演スケジュール＞
7 月30 日(土) 19:30
7 月31 日(日) 11:30 15:30 19:30
8 月1 日(月) 15:30★ 19:30★
8 月2 日(火) 15:30★ 19:30★
8 月3 日(水) 15:30★ 19:30★
8 月4 日(木) 12:30★ 16:00★
★アフタートーク
「長崎屋のお悩み相談」登壇日程
8/1(月)15:30：前川優希、柳柳沢卓、錦織一清
8/1(月)19:30：井澤勇貴、瀬戸祐介、
8/2(火)15:30：小沼将太、真城めぐみ、磯貝龍乎
8/2(火)19:30：井澤勇貴、加藤将
8/3(水)15:30：小沼将太、瀬戸祐介
8/3(水)19:30：前川優希、加藤将
※変更になる可能性もございます。
劇 場 浅草花劇場
出 演 前川優希、井澤勇貴、小沼将太、瀬戸祐介、真城めぐみ、柳沢卓
／加藤将
原作：畠中恵
「しゃばけ」シリーズ（新潮社刊）より
『てんげんつう』所収 「てんげんつう」
演出 錦織一清 脚本 神楽澤小虎（MAG.net）
公式HP https://www.lol-w.com/shiningmonster2/
公式Twitter @Lol_inc_www
https://twitter.com/Lol_inc_www
主 催 株式会社 Lol
続くページでは、
こちらのゲネプロについて、東京FUNコンシェルジュ３号こと、
女優のなつほ（大畑夏穂）がさらにリポートします！
是非あわせてお読みください！
https://tokyofun.themedia.jp/posts/36518852
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