東京ミッドタウン日比谷が開催する「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023」が10月13日(金)より開幕、オープニングには俳優、映画監督として多方面で活躍されている齊藤工さんが登場し、映画や日比谷の街についてなどのトークをくり広げた。
◆日比谷の街や、HIBIYA CINEMA FESTIVALについて
齊藤監督:日比谷公園は広い公園だけど、周りがビルに囲まれていてニューヨークのような感じが大好きです。ここ数年、東京国際映画祭が日比谷エリアになるなど、映画の街・文化の街というイメージがどんどん変化している最中なのかなと思います。(齊藤監督が)10年近く続けているcinema birdという移動映画館では、自然を感じながら観ることができて、とても贅沢な時間になります。HIBIYA CINEMA FESTIVALもふと足を止めて一部だけでも観ることができるので、このようなライフスタイルに寄り添った映画のスタイルが盛んになってもよいのではないかと思います。
◆齊藤監督おすすめの“ながらスタイル”
齊藤監督:「梅干をしゃぶりながら」映画を観るのがお勧めです。以前お味噌汁がテーマの作品を観た際に、そのテーマであるお味噌汁を飲みながら観たことがあります。映画を見るときにその国の食などと掛け合わせることができると、非常に立体的に文化自体を味わえるのではないかと思います。ただ、味噌汁は映画館で食べるのは少し難しいので(笑)、梅干しにしました。普段は「開脚しながら」や「エアロバイクを漕ぎながら」映画を見ています。「ストレッチをしながら」など、体を固めないことがこれから映画体験の鍵になるのではないかな。
◆映画監督作品「blank13」撮影時のエピソード
齊藤監督:撮影時には、僕は監督だけど映画にも出演していたので、最後のシーンを現場で確認できなかったんです。ですが、作品のモデルになった放送作家のはしもとこうじさんが、そのシーンを見て、自分の体験と高橋一生さんの演技が重なったのか、泣きそうな表情をしていたので、確認せずにOKを出しました。そのシーンに向かって進んでいく映画。たまたまできた映画ではなく、いろんなことが重なって必然のように生まれた作品なので、5年の時は経っていても、賞味期限のない作品になっています。
★ナイトスクリーン作品&登壇監督紹介
毎年6月にカナダで開催されているトロント日本映画祭でノミネートされた作品を「トロント日本映画祭 in 日比谷」スペシャルセレクトで10月13日(金)~20日(金)の8日間、1日1本上映いたします。作品上映前には監督が登壇し、約30分間のトークセッションを実施します。
トークセッション 18:30~19:00 / 上映19:00~
<「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023」開催概要>
今年で6回目の開催となるHIBIYA CINEMA FESTIVALは、さまざまな視点で「新しい映画の楽しみ方を提案する」参加型の映画祭です。普段は静かな空間で観ることの多い映画を、屋外大型ビジョンでの映画鑑賞を中心に、映画にまつわる様々なものやことを通して映画をより身近に感じたり、楽しむ機会を提供します。
【日程】 2023年10月13日(金)~ 10月22日(日)
※雨天決行、荒天中止
【時間】 12:00~21:00
【入場】 無料 入退場自由
【場所】 東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場 ほか
【主催】 東京ミッドタウン日比谷/一般社団法人日比谷エリアマネジメント
【後援】 在日カナダ商工会議所
【協力】 株式会社キネマ旬報社/株式会社コトブキ/ショートショート フィルムフェスティバル & アジア/
TOHOシネマズ株式会社/都立日比谷公園/トロント日系文化会館(JCCC)※50音順
【URL】 https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/hibiya-cinema-festival/
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