2024年7月3日から12日まで浅草花劇場で上演される、つかこうへい原作、錦織一清演出、春田純一主演による舞台『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』の稽古場風景を独占レポート!
本作は、昨年11月に池袋シアターグリーンで上演され、全日程が即完売となった話題の舞台。今回は、その好評を受けての再演となる。制作は、春田純一と大下順子の演劇ユニット「春匠」+錦織一清の「春錦匠の会」が行う。
主演は、倉岡銀四郎役に春田純一、小夏役に大下順子、ヤス役に吉田智則、医者役に錦織一清といった前回同様の面々に加え、今回から、貴山侑哉、神尾 佑、清家利一、渋谷天笑、植村喜八郎らが新キャストとして名を連ねている。
キャスト陣で注目したいのは、故・つかこうへい氏に直接薫陶を受けたレジェンド俳優が多数を占めるということ、そしてさらに特撮ヒーローものに出演している俳優が揃っていることだ。『大戦隊ゴーグルファイブ』『科学戦隊ダイナマン』の春田をはじめ、スーパー戦隊シリーズに多数出演している清家、『超新星フラッシュマン』などの植村、『ゴジラ2000 ミレニアム』ほかでゴジラを演じる喜多川 2tom、さらに『仮面ライダー』シリーズに出演しているのはベテランの堀田眞三や神尾佑ら。つかこうへいファンだけでなく、特撮ファンにとっても必見の「夢の競演」になっているようだ。
ドラマ「花咲舞が黙ってない」では優しい上司を演じた神尾佑が一転して迫力のある役どころ
前回、体調不良で降板した貴山侑哉(左)も元気に稽古に参加/のぶ太役の友部康志(右)
舞台は久しぶりの出演となる清家利一(左)/今回もヤス役を演じる吉田智則
初日まで10日余りだが演出の錦織が不在という中、ベテラン揃いのキャストたちは粛々と稽古をこなしていく。つか芝居独特の長台詞の応酬をくり広げながら、自分たちの演技を一つひとつ確かめている。
また、今回も見どころになるであろう殺陣はすでに本番さながらの迫力だった。
そして、今回も最大の注目は春田演じる銀ちゃんの「階段落ち」! スペースが狭い稽古場には階段のセットは組まれていなかったが、本公演ではきっとあの手に汗握るシーンが再び見られるに違いない!
大人のキャストたちが織りなす深い芝居、舞台ならではの迫力ある生のパフォーマンスをぜひ劇場で味わいたい。
【公演概要】
「蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く」
原作/つかこうへい
演出/錦織一清
脚本協力/菱田信也
制作/春錦匠の会
◆あらすじ
銀幕のスター倉岡銀四郎(春田純一)との子を身ごもった人気女優の小夏(大下順子)。
小夏とその子を押し付けられ結婚したヤス(吉田智則)は、出産費用のために危険な「池田屋階段落ち」に挑み成功する。その数年後、銀ちゃんと小夏の子・ルリ子が不治の病に冒された事を医者(錦織一清)から聞いた銀四郎は、運命を変えるべく「函館・五稜郭の石の階段落ち」に挑むのであった。
◆出演者
春田 純一(倉岡銀四郎)
大下 順子(村瀬小夏)
吉田 智則(村岡安次)
清家 利一(Aキャスト:赤川金太/Bキャスト:若山馬之助)
武田 義晴(監督)
友部 康志(のぶ太)
渋谷 天笑(佐藤)
喜多川 2tom(ツトム・殺陣)
植村 喜八郎(Aキャスト:大部屋・殺陣/Bキャスト:赤川金太)
野島 匡矢(マサヤ・殺陣)
平 健二郎(大部屋・殺陣)
貴山 侑哉(若山馬之助) *Aキャストのみの出演
神尾 佑(中村屋喜三郎)
堀田 眞三(祖父)
錦織 一清(医者)
◆場所
浅草 花劇場
〒111-0032 東京都台東区浅草2-28-1
電話:03-6802-8780
https://www.hanayashiki-kagekijo.com/
◆公演日程2024年7月
3日(水) 公開ゲネプロ公演 18時30分
4日(木) 18時30分
5日(金) 13時・18時30分
6日(土) 14時
7日(日) 13時・※18時30分 (スペシャル・ゲスト:西岡徳馬)
8日(月) 休演日
9日(火) 18時30分
10日(水) 18時30分
11日(木) 13時・18時30分
12日(金) 14時
◆チケット一般発売
一般 8,500円(税込・ワンドリンク付き)
※ゲネプロ公演 6,500円(税込・ワンドリンク付き)
※未就学児童入場不可
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