【特集 舞台「フラガール'26」③】作・演出:羽原大介さん インタビュー (+動画コメント)

映画の公開から20年。60年前の史実をもとにしながら、今も変わらない人間の感情が力強く響く『フラガール』。その魅力と舞台化への思いを、羽原大介さんに伺いました。

<最後に、羽原大介さん、惣田紗莉渚さん、伊藤わこさんによる動画コメントも!>

― まず、羽原さんが手掛ける舞台『フラガール』は何度目の上演になりますか?

羽原 僕のプロジェクトとしては4回目、羽原組としては3回目です。

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― 羽原さんが映画の脚本も手掛けられた『フラガール』ですが、この作品は羽原さんにとってどんな意味を持っていますか?

羽原 もともと映画の企画自体は僕の発案ではなくて、「常磐ハワイアンセンターができる時の話が映画になりそうだけど、どうですか?」というオファーをいただいて書き始めたという経緯なんです。映画からもう20年が経ち、お芝居も何度もやらせていただいてますが、なんか奇跡のようにいろんなものがぎゅっと詰まっている作品だと思っています。大きく言うと背景にはエネルギー革命があって、今は亡き昭和という時代があって、その中で家族や親子、友情、師弟関係だったり、いろんなドラマが詰まっている。そして今からもう60年も前の史実がベースになっているのだけれど、肝のところは今と変わらない。人間の普遍的な感情が流れている。そこがとても素敵だなと思っています。

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―映画を舞台化するにあたって気を付けていることはありますか?

羽原 やはり映画には映画ならではの良さがあって、カットバックやズームアップも使えるし、引きの画で孤独を表すようなこともできるという、素晴らしい総合芸術だと思います。でも僕自身はつかこうへい門下の芝居畑出身なので、『フラガール』に限らず、演劇が映画に負けたくないという気持ちがあります。映画で評価されたりヒットした作品を演劇でやると“しょぼくなる”みたいなことはすごく嫌なので、演劇ならではの良さを最大限に生かすことをいろいろ考えています。

ただその分、演じる皆さんは大変です。ダンスシーンひとつとっても、映画なら不得意な人はアップで逃げたり編集でごまかせるけど、舞台は最初から最後まで全身が見られるわけなので、クオリティを上げないとお客さんに納得してもらえないし、「映画のダンスの方が良かったね」みたいなことになりかねない。なので結構大変な練習を頑張って重ねてもらっています。

― 舞台ならではの見どころを少し教えていただけますか?

羽原 映画では踊り子たちが踊っているシーンにお母さんや先生のカットバックが入っていて、それが相乗効果になって、舞台初日がわって盛り上がります。ですが、当然お芝居でそれは難しいので、そこはもう踊りだけで見せ切るという場面になっています。ぜひ楽しみにしてほしいですね。

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― 今年は先生役もダブルキャストです。お二人の印象はいかがですか?

羽原 自分のプロジェクトではこれまで4回『フラガール』を上演していますが、その4回はずっと稲村梓さんが先生役をやってくださっていました。4回とも大変お客様にご好評いただいて、だからこそまた今年もということで再演する運びにもなってるんですけれども。

 今回の惣田さんも伊藤さんも、稲村さんとはまったく違う先生像です。最初から「同じにしなくていい、それぞれが思う先生を演じてくれていいんだよ」ということでオファーして出演していただいているんで、それはそれで当然なんですが。先生役もそうですが、生徒役もダブルキャストで、またこちらも全然違う個性で、今までともまったく違う。また新しい『フラガール』がお見せできるんじゃないかなというふうに自分自身も期待してます。さらに、お客さんが入るとその分客席との化学反応が起きて、さらに膨らんでいくので、早く初日を迎えたいと思い、楽しみにしています。

― 最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

羽原 20年前に日本アカデミー賞で最優秀脚本賞をいただいた作品を、「映画に負けない舞台作品にしよう」と思って始めたのですが、今年の『フラガール』は、今までの最高傑作になるんじゃないかという予感がしていて、私自身とてもワクワクしています。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。


【STORY】

昭和30年代後半、石炭から石油へエネルギー革命が進み、

日本中の炭鉱が閉山の危機に陥る中、常磐炭礦(福島県常磐市※現いわき市)は、

時代の波に飲まれつつあるヤマを救う為、東京から一人のダンサーを招きました。

その日から炭鉱史上最大の敗者復活戦が始まります。

これは、滅びゆく故郷の再生を信じ、青春のすべてを賭けて戦った女たちの、

​汗と涙と友情の真実の物語です。


【舞台「フラガール’26」公演概要】

開催日程:2026年6月2日(火)〜7日(日)

会場:赤坂RED/THEATER

スタッフ

作・演出:羽原大介

出演

惣田紗莉渚(H) / 伊藤わこ(G) / 浦島三太朗 / 中川絵美 / 十河茉由(H) / 田巻果奈(G) / 近藤貴郁 / 石井咲 / 永山愛理(H) / 安田早希(G) / しるさ / 松村彩永 / 永田伊織(H) / 葵季柚歌(G) / 佐々木千代 / 福泉理紗 / にせん / 古田小桜 / 三善玲奈 / 高木静流 / 福島滉史郎 / 横山拓海 / 田久保宗稔 / コビヤマ洋一

羽原組 URL:https://www.team-habara.com/


▼動画コメント


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東京FUNコンシェルジュ   Scopri Tokyo

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