9月4日より新宿シアターモリエールにて上演される舞台「女医レイカ２」に出演する気鋭の女優、花永さん、まついゆかさんのインタビューをお届けします！
花永さん（左）、まついゆかさん（右）
★花永（かえ）さん インタビュー
「ミスいちご2021 準グランプリ」にも輝いたキュートでスリムな女優、花永さんは、舞台「女医レイカ２」の最初のエピソードである、カルテ１「痩身の少女」（チーム心）で、拒食症の少女、大迫ユイを演じています。
Q／今回、拒食症という役を演じてみていかがですか？
花永／正直、演じるのが難しいというのが一番の感想です。 拒食症という言葉は世間的にも知られていますし、私にも痩せたい欲望はあると思うのですが、実際にその精神状態になるのはとても難しかったです。ですから、私は拒食症についてネットで調べたり、ドラマを見たりするだけではなく、実際に医師の友人に話を聞きに行って役作りをしました。
そしてやはり、ダイエットもしました。私は元々野菜を摂らないなど、あまり食生活が良くなかったのですが、この役のために食事は野菜とお肉をメインにして、夜だけは炭水化物を抜き、お菓子は一切禁止しました。そのおかげでお腹は結構薄くなりましたよ（笑）
Q／「女医レイカ」という作品についてはどのように思っていましたか？
花永／まず、精神科医にスポットを当てることが珍しいなと思っていました。たとえば地上波のドラマなどでは、外科医や 救急の救命医などを描くことが多いように思います。精神科医を描くということは本当にデリケートな部分にも触れていくものなので、私はそこがすごくおもしろいところだと思っています。
Q／本作の見どころと、メッセージをお願いします。
花永／本作は3つのカルテ（エピソード）から成っていますが、それぞれ患者さんと、それを取り巻く人たちが抱えているものが鮮明に、そして繊細に描かれる作品になっています。役者一同熱演しておりますので、よろしければぜひその姿を見に来ていただけると、私たちは嬉しいです。よろしくお願いします。
★まついゆかさん インタビュー
舞台「女医レイカ２」のカルテ２「アルカホリックの二人」（チーム癒）で、アルコール依存症の主婦・鷲塚涼子役を演じているのは、北区AKTstage研究所で演技を学び、卒業後も数々の舞台で活躍している、まついゆかさんです。
Q／今回の役を演じる上で気をつけていることは？
まつい／お酒に限らず依存症や心の病というのは、生きていれば本当に誰がなってもおかしくない、意外と身近にあるものなので、経験された方や大切な方が病を患っていらっしゃる方、過去に経験された方が観劇されても不快にならないように、そして決して軽いものには見えないようにということは一番に気をつけています。
涼子の心の経緯以外にも、病によって体に起こる現象というのはきちんとした知識がないとその人がどういう状態になっているのか、何をどう感じてどういう景色が見えているのか、それによる苦しみや葛藤が理解できなくなってしまうので、涼子から見えている世界に近づけるよう、この病を知らない人にもどれだけ苦しく、どれだけ恐ろしいものなのかをきちんと伝えられるように演じたいと思っています。
Q／今回はWキャストですが、意識することなどはありますか？
まつい／チーム心で涼子役を演じる鈴木咲稀さんの芝居も、私はとても好きなんです。演出家さん曰く、私は油絵で、鈴木さんは水彩画のような芝居をするそうなのですが、役の作り方は違えど同じ役なのでお互いに相手を見て、新しい発見があったり悩んでいるところを相談し合ったり、同じ人物の命を表現する仲間として仲良くも高め合える良い関係を築けているかなと思います。
Q／最後に見どころとメッセージをお願いします。
まつい／「女医レイカ”2”｣となっていますが、カルテごとに完結もしていて、違う心の病のお話になっています。どれもとても考えさせられるお話なのですが、初めての方でも楽しめる作りになっていますので安心して見に来て下さい。
私と鈴木咲稀さんだけでなく、全体的にチーム心は水彩画のように繊細で、チーム癒は油絵のように大胆なタッチだと思います。お好みで選んでいただくのもよいのですが、それぞれにおもしろさがあるので、ぜひ両チームを見比べていただけると嬉しいです。
【公演概要】
舞台「女医レイカ２」
原作・総合監督：剣名 舞
脚本・演出： 小堀智仁
主演： 半井小絵
日時：2024年9月4日（水）～8日（日）
場所：新宿シアターモリエール
公式サイト： https://kaitu0.wixsite.com/nijiiro
チケット予約：https://ticket.corich.jp/apply/333560/
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